はじめに
このブログでは、「親と一緒に観ると気まずい」「リビングで流すには刺激が強すぎる」「これ、誰かと一緒に観ても大丈夫そう?」そんな観点から独断と偏見で映画を紹介します。
人によってはネタバレになるかもしれないのでご注意ください。
趣味の時間や大切な人との時間がより充実したものになりますように。
Contents
基本情報
- タイトル:アフターサン(原題:aftersun)
- 日本公開年:2022年
- 上映時間:101分
- 監督:シャーロット・ウェルズ
- 出演:ポール・メスカル、フランキー・コリオ など
- ジャンル:ドラマ/ヒューマン
あらすじ
1990年代、夏休みをトルコのリゾート地で過ごす11歳の少女ソフィと、その若い父・カラム。二人きりの旅行は、ビデオカメラに収められた記録と記憶として残されていく。
ソフィの目線を通して、父との日々が静かに、でもどこか切実に描かれる。これは夏の日焼け跡のようにじりじりとした痛みの残る物語。
予告映像
気まずい度 ★☆☆☆☆(星1)
- 【気まずい度の理由】
例:
★☆☆☆☆(星1) → キスシーンあり、でも短め。露骨なラブシーンや過激な表現はなし。
親子の距離感や成長に伴うちょっとした恥ずかしさが描かれるが、家族で観ても大きな問題はなし。ただし、「静けさ」の中に宿る感情を受け止めるには、少し大人の視点が必要かも。
まとめ
親と子の間にある“わからなさ”と、“わかりたい”という気持ち。その交錯が静かに心に沁み入る一作。
セリフよりも余白が雄弁で、観る人の過去や記憶に優しく触れてくるような映画です。
派手な展開はないけれど、観終わった後の余韻が深く長く残るタイプの作品。
ぜひ一人で、または静かな夜に誰かと――じっくり味わってみてください。