はじめに

このブログでは、「親と一緒に観ると気まずい」「リビングで流すには刺激が強すぎる」「これ、誰かと一緒に観ても大丈夫そう?」そんな観点を中心に映画を紹介します。

人によってはネタバレになるかもしれないのでご注意ください。

趣味の時間や大切な人との時間がより充実したものになりますように。

基本情報

  • タイトル:ぼくが生きてる、ふたつの世界
  • 公開年:2024年
  • 上映時間:105分
  • 監督:呉美保
  • 出演:吉沢亮、忍足亜希子、今井彰人 など
  • ジャンル:ヒューマンドラマ

あらすじ

宮城県の小さな港町で、耳のきこえない両親のもとに生まれた青年・大(だい)。幼い頃から母の“通訳”役をしてきた彼は、愛されて育ったものの、成長とともに周囲の視線や、言葉にできないもやもやと向き合うようになる。20歳のとき上京した大は、自分の過去を知らない土地で新たな人生を始めるが、やがて「自分はどこから来て、何者なのか」を見つめ直すことになる。

予告映像

気まずい度 ★☆☆☆☆(星1)

  • 【気まずい度の理由】
    性的な描写や過激なシーンはなく、テーマも真面目。親子や家族と一緒に観てもまったく問題ない。むしろ、世代を超えて一緒に観たい内容。人によっては共感や胸の痛みを覚えるシーンがあるかもしれないが、深い感情を揺さぶられる。

まとめ

コーダ(きこえない親を持つ、きこえる子ども)として生きてきた青年の葛藤と成長を、静かでやさしい視線で描いた一本。呉美保監督らしい温かみとリアリズムに満ちていて、吉沢亮の繊細な演技がとにかく光ります。
「家族とは?」「自分とは?」という問いを投げかけてくれる、静かだけど深い映画。落ち着いた週末に、ぜひ。