はじめに

このブログでは、「親と一緒に観ると気まずい」「リビングで流すには刺激が強すぎる」「これ、誰かと一緒に観ても大丈夫そう?」そんな観点を中心に映画を紹介します。

人によってはネタバレになるかもしれないのでご注意ください。

趣味の時間や大切な人との時間がより充実したものになりますように。

基本情報

  • タイトル:オオカミの家(原題:La Casa Lobo)
  • 公開年:2018年
  • 上映時間:73分
  • 監督:クリストバレル・レオン、ホアキン・コシーニャ
  • 出演:アマリア・カッサイ、ライナー・クラウゼ ほか
  • ジャンル:アニメーション/ホラー/ファンタジー

あらすじ(ネタバレなし)

少女マリアは、チリの実在したカルト集団「コロニア・ディグニダ」から逃げ出し、森の奥深くに佇む家へと辿り着く。しかし、その家はまるで生きているかのように彼女を包み込み、幻想と悪夢が入り混じる異様な世界へと引きずり込んでいく。全編ストップモーションアニメーションで描かれた、まるで動く悪夢のような作品。

予告映像

見どころ

  • 映像美:ストップモーションアニメの流動的な映像表現、壁に描かれた絵が動き出したり、部屋そのものが変形したりと、圧倒的なビジュアルが続く。
  • ストーリー:物語は寓話のような語り口で進むが、実はチリの歴史や独裁政権下の闇を反映している。ホラー映画というよりも、社会的メッセージが込められた実験的アート作品。

気まずい度 ★★☆☆☆(星2

  • 【気まずい度の理由】
  • 直接的な性描写はないが、かなり実験的な映画なので、一緒に観る人を選ぶかもしれない。
    人が動物に変わったり、壁の中に飲み込まれたりするシーンがあり、グロテスクな印象を受けるかも。

こんな人におすすめ!

  • 芸術的な映像表現に興味のある人
  • ストップモーションアニメが好きな人
  • ダークな雰囲気が好きな人

まとめ

『オオカミの家』は、一般的なホラー映画とは一線を画す、芸術性の高い実験的ストップモーションアニメ。ストーリー自体はシンプルだが、その背後にある歴史的背景や社会批判を考えながら観ると、より深みのある体験ができるだろう。家族や友人と「気まずい」というよりは、そもそも一緒に観るのに向いていないタイプの作品かもしれない。